医療現場のおすすめ職種は臨床検査技師

 医療現場に就職をするメリットとしては、不況の時代でも概ね安定して働けることだ。また責任は大きくても日々やりがいが得られ、患者から感謝がされたりすれば、治療に関わった身としてこれ程嬉しいことは無い。病院では多くの専門家が患者の治療に関わっている。医療の花形的存在である医師や看護師でなくとも病院を支える職業は多い。

 ここでは、一定以上の能力が要されるが、やりがいを得られるおすすめ職種として臨床検査技師を紹介する。臨床検査技師は病気の発見や進行度合いを計るために検査を行う専門職である。主に患者から採取した検体を調べる検体検査と患者の身体そのものを検査機器を駆使して調べる生理機能検査に分けられる。どちらの検査も医師の診察には欠かせず、患者の治療方針を決定づける情報を伝える役目があり、責任が重い職種だ。時には大きな疾患の早期発見に繋がることや手術を決定づけることもある。ミスがあってはならない現場であるため、集中力や根気強さ、真剣さなどを持ち、更には生物や化学、医学に興味深い性質が求められる職業だ。

 臨床検査技師は高校卒業後に文部科学大臣指定の専門学校(短大)か、大学で医学、歯学正規課程を学んで必要とされる単位を取得し、国家試験に合格することでなれる。病院以外にも就職先にバリエーションが多く、検査技師センターや、保健所、予防医学センターなどがある。また大学や企業にも必要とされる職種で活躍の場が多岐に渡るのも勧められる理由だ。