医療系のおすすめ職種と講座の選び方

 女性の社会進出に伴い、医療事務の専門学校などが増えている。結婚や出産を経ても職場に復帰しやすく、就職先が全国にあるため夫の転勤に左右されにくいことがおすすめ職種とされる秘訣である。講座を選ぶポイントとしては、キャリアプランを確実にクリアできるかどうかである。

 医療事務講座には、総合レセプトという診療報酬明細書作成業務、会計業務、カルテ管理業務、医局秘書業務、ドクタークラーク業務といったものがある。受講生の満足度が高い講座の特徴としては、実践を重視したカリキュラムや短期集中型のほか、リーズナブルな価格も重要である。現場が求めているスキルを無駄なく取得出来て、効率的に実践力を身につけることが望ましい。資格試験のための勉強は市販のテキストを使って独学で目指すことも可能だが、スクールの対策講座の利便性に比べるとやや難易度が高く、上級者や経験者向きである。また、指定講座の修了が受験資格となる試験もあるのでスクールや通信講座の受講が無難である。スクールではレセプト作成をその場で講師に指導してもらえるので短期間で覚えやすい。

 じっくり学ぶのであれば1年から3年かけて専門学校や短期大学に通うこともできる。このように医療事務の仕事に就くためには様々な団体や教育機関が用意されており、受け口としては多いといえる。さらに介護、調剤、歯科、医科といった事務内容によっても試験が分かれているので、自分に合った分野が選択可能である。